【初心者向け】Lighthouseとは?サイトのパフォーマンス向上に必須のツールを徹底解説!
2024.9.14
Webサイトを構築する際に使用するツールとして、Googleが無料で提供するサイトの分析・診断機能であるLighthouse(ライトハウス)があります。これはパフォーマンスやアクセシビリティ、SEOの指標としても有効なツールです。今回はその中のPerformanceという項目についてまとめました。
Performanceとは
Performanceは、ページの読み込みスピード、画像の表示速度、レイアウトシフトなど、ユーザーエクスペリエンスに関連する様々なパフォーマンス指標を評価する項目です。評価の高いページはユーザーにとって快適なページであり、Googleにも高く評価されます。そのため、この基準に沿ったページを作成することはSEOにおいても重要な施策になります。
Performanceの各指標
Largest Contentful Paint (LCP):メインコンテンツの読み込み時間
Largest Contentful Paintは、メインコンテンツの読み込みから表示されるまでの時間を測定するための指標です。優れたユーザーエクスペリエンスを提供するためには、LCPを2.5秒以内にする必要があります。
Cumulative Layout Shift(CLS):視覚的な安定性
Cumulative Layout Shiftは、ウェブページの視覚的な安定性を測る指標です。ページが読み込まれる際に、予期しないレイアウトの変更が発生する度合いを表しています。CLSが高いと、ユーザーエクスペリエンスが悪化し、特に読み込み中にコンテンツが移動することで、誤クリックや読みづらさが生じます。CLSは0.1以下にする必要があります。
First Contentful Paint(FCP):最初のコンテンツ表示にかかるまでの時間
First Contentful Paintは、ウェブページが最初にユーザーにコンテンツを表示するまでの時間を測定する指標です。FCPが優れていると評価されるためには、1.8秒以内であることが理想です。ページの読み込みが開始されてからページ内のコンテンツ(テキスト、画像など)のいずれかが画面上にレンダリングされるまでの時間です。
Total Blocking Time(TBT):ユーザーがページにアクセスして、実際に入力可能になるまでの時間
Total Blocking Timeは、ウェブページがどれくらいの時間、ユーザーの操作に反応できない状態になるかを測る指標です。数値が小さいほど、ページがスムーズに動くので、使いやすくなります。
Speed Index(SI):ウェブページが読み込まれて、画面に表示される速さを数値で表したもの
Speed Indexは、ウェブページがどれくらい速く表示されるかを測る指標です。数値が小さいほど、ページが速く表示されます。
デバイスの選択
Lighthouseでは、採点時にデバイスとしてモバイルとデスクトップを選べます。モバイルの場合、通信環境を低く設定してシミュレートするため、通常デスクトップに比べて点数が低くなりやすいです。
まとめ
パフォーマンスのスコアがデスクトップ、モバイル共に50点以上あれば構築上でのSEOに対しての大きな問題はないと言われています。もちろん、スコアは高ければ高いほど良く、特にモバイルでのスコアを上げることが重要です。モバイルユーザーが増えているため、Googleはモバイルフレンドリーなサイトを高く評価します。
Lighthouseを使用すると問題点を指摘してくれるので、指摘に沿った対策をすれば、スコアは改善できると思います。また、サーバーの能力や、WPを使用する事でもスコアは大きく変わるのでコーディングだけでは補えない部分も多くあります。スコアについては評価基準の1つとして、ユーザーが快適に利用できるwebページを構築する為のツールとして使用するのが良いと思います。
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